高血糖を予防する、
ヨーグルトのホエイの効果と効果的な食べ方
今回、この「ホエイ」を取り上げていたのは
8月14日放送の
たけしの家庭の医学
ん!?ホエイっていったい何??
という人のためにも、おさらいしていきましょう。
番組では高血糖の最新の予防法や改善法を、旭川医科大学病院の太田嗣人先生に伺っていました。最近、血糖値を下げてインスリンを増やす食材がわかったといいます。欧州糖尿病学会で報告された研究によると、ホエイによりインスリンの分泌量が倍近く増加したそうです。
だから、ホエイって何!??
ホエイとはヨーグルトから出てくる水のような水分のことで、乳清とも呼ばれています。確かに、大き目のヨーグルトパックを買うと、上に水分があがっていて、しかもかなり出てきています。あの水分がホエイなんだそう。ヨーグルトのホエイの含有量は、身近にある食品の中では群を抜いて多く、そしてこのホエイの中には様々な栄養素が豊富に含まれています。
そうなんですか!?
では、捨ててしまってはもったいないのですね!
ホエイは血糖値を抑える働き以外にも、さまざまな栄養素がたっぷり含まれています。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、炭水化物、たんぱく質、ビタミンC、ビタミンBなど。
あの水分の中にこんなにも栄養素があるなんて驚きです。
そして、この中のたんぱく質が血糖値を抑えてくれるのだそうです。
ホエイのたんぱく質は“乳清たんぱく”と呼ばれ、必須アミノ酸がバランス良く含まれています。乳清たんぱくは、小腸を刺激することによって、インスリンの分泌を促すホルモンが増加するのです。そのため、血糖値の上昇を抑えられるというメカニズム。
この効果を最大に生かす方法は、その食べ方にあります。
食後の高血糖を抑えるためには、「食前」に食べることが大切です。食事の前に1カップ(100グラム程度)を食べるようにするとよいそうです。
朝のヨーグルトもよいですが、血糖値が気になる人は、昼や夜の食事の前にぜひ取っておきたいですね。