新しいマイスターの先生がご登場です。
(株)美幸コーポレーション会長、(株)ミューフル販売代表取締役でもある美容研究家の佐々木テル先生。
美容研究家というと、煌びやかな美魔女を連想しがち。編集部員の顔を見るなり「な~に!その汚いお肌!」と叱られたらどうしようと緊張しておりました。
「こんにちは~!」と、人懐っこい満面の笑顔と快活さで現れた先生は、赤ちゃんのような肌をした向日葵のようなお人柄。柔らかい口調の中にも、芯の通った生き方をされてきたことを感じ入る名言の数々。とてもためになるお話を先生の口調でシリーズでお伝えします。
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真逆の美肌論 1
顔とおっぱい、どっちがきれい?
あなたの『本当の肌』は、おっぱいのあたりにある肌なのです。
なぜって?
生まれた時には『顔もおっぱいも同じ肌で生まれてくる』でしょう。
顔の肌もカラダの肌も、一緒の肌だからね。
でも大人になるとなぜか、顔とカラダの肌は異なってくると思いませんか?
不思議ですね。
あなたは、お顔の肌とカラダの肌と同じでしょうか?
裸になって比べたら、ほとんどの人が、顔の肌よりもカラダの肌のほうがきれいなの。
おっぱいのあたりなんて、すべすべして きれいよね。
きめ細かく、色も白く、つるんとしてる。
今から『それってなぜ?』ということについて、一緒によ~く考えながらお話をすすめていきましょう。
顔も、カラダも、同じ肌で生まれています。
でも、大人になり、年齢を重ねてくると、なぜかそれが違ってくる。
でもね、私たちに今起きている『事実』は、ある『結果』なのです。
だから『結果が問題ならば、原因が必ずある』と発想して欲しいのです。
なぜこの結果になっているのか、という原因を正しく見つけ出さないと、正しい解決策がわからないはずですから。
それを考えてお肌のお手入れをしている人って、ほとんどいないと思うんです。
皮脂腺、汗腺は顔の肌が一番多いの。顔は洋服を着ないからね。私たちのカラダは本当によくつくられているのです。
私たちの肌は、自分の皮脂で保護されています。
皮脂が皮脂膜をつくってくれるというのは聞いたことありますよね。
私たちの肌は細胞でできていますよね。言い換えれば肌は内臓からつくられています。
でも内臓がつくる肌というのは、『顔の肌はこうつくれ、体の肌はこうつくれ』と指令を出してつくっているわけではないので、下から出てくる細胞の状態では同じ細胞として出てくるのですが、何かが原因で私たちの目に見える時になると変わっている、というのが事実。
どこの肌が一番問題になっていますか?
と尋ねてみると、ほとんどの人が顔の肌に問題を抱えています。もちろん、手や腕やそういうところにも悩みのある人もいらっしゃるけれど、顔の肌に関しては、ほとんどの人がカラダの肌より、よくないわね。
その原因のほとんどが『脂』と『化学成分』がもたらしていると、気づいた人がどれだけいるかしら。
(第二回へ続く)