年々、漁獲量が心配されている秋刀魚。
日本人なら、秋には焼き秋刀魚の香と味をたっぷり味わいたいですよね。
スタート時は心配された今年の秋刀魚ですが、10月も過ぎると昨年よりも上向きな漁獲量が見込めるとの報告もあり、私たちの食卓をにぎわせてくれますように、と祈らずにはいられません。
秋刀魚に適した冷たい水温が北海道の方より流れ込んでくることがポイントのようです。
一番の影響は、やはり温暖化にあるそうです。
さて、いまや大切に食べたい秋の魚、秋刀魚ですが、美味しい秋刀魚の目利きになっておきましょう。
美味しい秋刀魚の選び方は鮮度にあり!
秋刀魚の選び方、目利きポイントです。
1)目がきれいに澄んでいるものを選ぶ
魚の鮮度は目に現れます。秋刀魚もご多分に漏れず目はチェックポイントの一つです。
白目と黒目の境界がはっきりとして、白めに濁りがない、澄んだ目をしているものを選びましょう。
2)えらがきれいな紅色のものを選ぶ
そっとエラ蓋を開けてみて中のエラの色をチェックしてください。
新鮮なものは、鮮やかな紅色をしています。濁りがある、茶色っぽいものは鮮度が落ちています。しっかりと火を通して食べるようにします。
3)体が銀色に光りカチッとしているものを選ぶ。
新鮮な秋刀魚は触った時に身が固くカチッとしています。持った時にぐにゃぐにゃするものは鮮度が落ちています。体表は銀色に輝きがしっかりとあるものがよい状態です。
4)秋刀魚の脂のりは背の盛り上がりをチェックする
出始めの秋刀魚は脂乗りが少なく、しゅっとしてスリムな形をしています。旬もたけなわになると脂がのり、背が盛り上がってきます。体高がある秋刀魚は脂乗りのよい状態です。
5)寄生虫に注意しよう
他の青魚同様に、秋刀魚も寄生虫が付き物の魚です。ご家庭ではなるべく焼くなどして火を通すほうが安全です。多くが食べても害がないものですが、生食で食べる場合にはアニサキスには注意しましょう。
旬の秋刀魚は特に豊富にDHAやEPAを含む、栄養に富んだ魚です。また、鉄分やミネラル、ビタミンも豊富ですから、美味しく安価になる時期には、たびたび食卓に登場させたいですね。痛みの少ない美味しい秋刀魚を選んで、秋の味覚を楽しんでください。