インターナショナルリカバリー協会代表理事の伊藤晃一です。
1日の中で最も外気にさらされることの多い部分である首。
皆さん、首の皺にはどんなケアをされていますか?
いつのまにかハッキリと刻まれた皺に、突然気付かされたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、寝た状態で行う首のエクササイズを紹介いたします。
ぜひ試してみてください。
首を問題なく回せる、また首への痛みはないという方に実際に動かしてもらうと、意外に回っていないことに気づかされることがあります。
首の回旋角度の基準値は、60度です。
60度とは真横より少し手前まで首が回る状態です。
ご自分の首がどこまで回旋するのか、鏡などを使用し確認してみてください。
首は、呼吸や血圧といった生命に関わる重要な機能を担っていますので、首が機能的に動き、姿勢が良くなることは、美容のみならず健康においても大変役に立つことです。
首の機能改善トレーニング
頭部の動きは実に複雑です。
首の骨は7本ありますが、それが回旋する時、頚椎の上位と下位で、それぞれ反対側に側屈させる動きを生じさせます。
首の機能が落ちていると、回そうとするとき、傾きの動作が大きく出てしまう事があります。
今回はその首の傾きをコントロールしながら機能改善するために、寝て行う首トレーニングを紹介させていただきます。
道具は何もいりません。
仰向けに寝ます。
この時、身体の縦軸を意識し、出来るだけ頭から下半身まで、まっすぐになるようにしましょう。
その縦軸を中心に、ゆっくり首を回します。
勢いをつけず、丁寧に動かしてください。
縦軸を意識して顔を元の位置に戻し、反対側も同じように動かします。
自然な呼吸をしながら、左右をそれぞれ90秒行いましょう。
首は繊細な部位ですので、無理をする必要はありませんが、回旋角度60度に対してどれくらい動いているのか、左右の回旋角度は同じになっているかどうか、景色の見える範囲などで確認しながら行ってください。
痛みや違和感などを感じる場合には、動きを小さくするか、運動を中止し、ご自分のできる範囲で取り組んでみてくださいね。