インターナショナルリカバリー協会代表理事の伊藤晃一です。
トレーニングを始め、今まで出来なかった事が出来るようになったり、身体の変化が出てくるととても楽しいものです。自分の身体が分かってくると、「おや?腹筋運動をすると首が痛いな」などという発見が出て来ることもあります。健康やボディメイクのためにトレーニングを始めたのに、痛みが出てしまったらモチベーションも下がってしまいますよね。
首の筋肉も体幹の一部ではありますが、まずは痛みが何によるものなのか、原因を解明することが大切です。ストレッチをしたり病院に行くなど、根本的な原因を探し、改善を図ってみてください。
特に問題はない、どんどんトレーニングがしたい!という方、もちろん痛みが出ないようにトレーニングを行うことは大切ですが、時には思い切ってメニューを変えてしまうのはいかがでしょうか?
今回は首に負担のかからない体幹トレーニングを紹介させていただきます。
トレーニング中、首が痛いと感じられる代表的な腹筋運動
筆者がよく首が痛い腹筋運動の種目として相談を受けるのは、クランチやシットアップと呼ばれる、床から上半身を起こす腹筋運動です。
勿論これらの運動は、腹筋に意識を向けながら状態を起こす事が重要ですが、腹筋の力が弱い方や、身体がかたい方は、つい首回りに力が入りがちになってしまいます。
改善するためには、首回りや、体幹のストレッチ、また腹筋運動そのものを時間をかけて何度も練習していくことが重要です。
フロントブリッジ
どうしても上半身を起こす動作で首の力を抜くことが出来ないという方、こちらのフロントブリッジはいかがでしょうか。
フロントブリッジとは、体幹トレーニングの中でも代表的な種目のひとつであり、身体を一直線の状態で維持することで、体幹全体の引き締めを期待することができます。また腹筋群の深部に対して効果が高いため、姿勢の維持や、ペタンコお腹を作るための身体作りに向いています。
【フロントブリッジのやり方】
・まず、肘の関節が、肩関節の真下に来るように設置してください。
・両腕の幅は、肩幅程度に開きましょう。
・両手の拳の位置は、出来れば平行に開いたまま行います。
・足幅を腰幅程度に開き、膝を伸ばして身体を浮かせます。
・お腹を凹ますように力を入れ、最初は30秒を目指しましょう。
・呼吸を止めずに、自然に行いながら動作を続けます。
もしきついようであれば、膝をついても構いません。慣れないうちは、肩周りにも負荷を感じられるかもしれません。くじけずに挑戦する事が大切です。
もし可能であれば、時間を少しずつ伸ばし、どんどん延長させてみてください。