このコーナーでは、マイスター西川眞知子先生の門下生の方々の活動を通じたレポートを、先生からの「ひとこと」アドバイス付きでご紹介していきます。
ひと・こと は、「人」「事」でもありますね。
アーユルヴェーダやヨガを学び、門下生の方々がどのような発見をしながら活動をされているのか、各方面で活躍をするインストラクターの人達にも役に立つ内容です。
今回はヨガの超実践派インストラクター【 照井 えみ 】さんがご登場です。
西川眞知子先生からの一言≫
照井えみさんは、自身がヨガ大好き人間で、毎朝ヨガのレッスンは欠かしたことがないという超実践派インストラクターです。
そのため彼女のヨガへの思いと経験はとても貴重なものです。
この記事を読まれた読者の方はぜひともできることから始めてみてください。
照井えみさんのヨガワールドにきっとすぐに引き込まれていくことでしょう。
そして知らないうちに体も心も充実した毎日を送っている自分に気づく!
そんな素敵なヨガを体験してほしいと願います。
ヨガでココロも調えられる5つの大切
ヨガをする目的は何ですか?という質問に
「ココロを調えたい」という方が多くいらっしゃいます。
でも、その一方で
ヨガでココロを調えるってどうするの?
ヨガでココロは調うの?
という疑問の声も多く聴かれます。
私自身、ヨガの練習を続けている日々の中で実際にカラダだけでなく、ココロにも変化を感じています。
そしてヨガの指導を通して気持ちが穏やかに、前向きに、とココロが調いイキイキとしてくる方を多く見させていただいています。
そこで今回は、この実体験から感じることができた
「ヨガでココロを調える方法・大切なこと」をご紹介したいと思います。
①呼吸を楽しみましょう
速い呼吸・短い呼吸・詰まった呼吸はカラダとココロを硬く、そして窮屈に感じさせてしまいます。だからといって、良い呼吸をしよう、という思いは時に何か息苦しく感じてしまこともあります。
そんな時は、ただ、今自分はどんな呼吸をしているのかな、と静かに観察してみましょう。
吐く息と吸う息はココロのメロディーです。内側から聴こえてくる呼吸のメロディーを感じて、ゆったりと、流れるように、無理なく呼吸を楽しんでみましょう。
カラダに違和感があるところやココロに引っかかってることをキレイにお掃除するようなイメージを広げて息を吐いてみます。
そして、キレイにお掃除されたカラダとココロにたくさんの幸せエネルギーがジワジワ~っと沁みわたっていくようなイメージで息を吸ってみましょう。
最初は難しく感じるかもしれませんがイメージを広げて続けてみましょう。
「呼吸するって気持ち良い」と自然とカラダとココロが少しずつ軽く感じてくるでしょう。
②カラダとココロの繋がりを感じてみましょう
カラダを動かさない日が続くと心身ともに重く、「やる気」もなくなってきたように感じます。心配事や不安に思うことがあると背中が丸まりがちで、カラダも硬くなったように感じます。
「動かしていない、重く感じてしまうカラダ」=「動かない、重く感じがちなココロ」
そんな時はヨガでカラダを伸ばし解してみましょう。重く感じていたカラダは少し軽くなったように、そしてコリは解れてスッキリ!
いつのまにか、ココロも一緒に楽になったように感じてきます。
「伸ばし、ほぐして楽になったカラダ」=「前向きで柔軟なココロ」
これは、まさに「カラダとココロは繋がっている」ということを、物語っているように思います。
ココロを調えるにはカラダを動かすこと、調えること、
そして逆に体を調えるには、ココロも調えることが大切です。
③イヤな「思い込み」とサヨナラしてみましょう
「私は●●●だから」というイヤな思い込みから姿勢が崩れてしまったり、歪んでしまったり体が硬くなっていたり、カラダの各部分に違和感や痛みなどを感じやすくなってしまったりとココロにカラダが引っ張られてしまうということもあります。
例えば「私はもう●歳だから」という思い込み。
●歳にもなると
・体力が落ちる
・どこか痛いとこがでてくる
・太る(イヤですね)
などなどの強い思い込みから
自分が勝手にイメージする●歳の体になってしまったように感じてしまいます。
「私は●歳だから」
「●歳だからこうなる、こうだ」という思いをはじめ
「カラダが硬いから」「できない」などの思い込みをはずしてみると
不思議とカラダとココロがフワ~っと軽くなったように感じて思っていたよりもカラダが伸びて動けることがあります。
本当はそんな自分になりたくない、いたくない、そんな思いとサヨナラするためにカラダを動かしてみましょう。
「私はこうだからダメ!」というイヤな思いにサヨナラすることで自然とカラダも解れてくるでしょう。
④ポーズは「心地良く」
難しいポーズやキレイにポーズをとることにこだわらず、感じることを大切にしてみましょう。カラダに無理をかけるとココロはガチガチに硬くなってしまいます。
「もっと、もっと」ではなく「心地良いところはどこかな」と探ってみます。
今、自分が心地良く、気持ち良くかんじるところまで、感じるポーズが最高です!
自分ができるポーズをとれば良いのですから、できないポーズなんてありません。
心地良く、あっ気持ち良い…と自然と顔が緩むようなポーズは、、いつも間にか余計なカラダの力もス~っと抜けてるでしょう。
カラダが喜べばココロも微笑んでくれます。
ココロが微笑めばカラダも自然と解れくるでしょう。
カラダもココロも喜ぶポーズを目指しましょう。
⑤キラキラ・イキイキとした自分をイメージしてみましょう
今は心配事や不安な事はあっても、これからきっと良い方向にむかっていく。こんな気持ちは解消されていくはず。私は大丈夫、大丈夫と自分を元気づけてみましょう。
そして、その先には笑顔あふれる日々を送る「私」がいる、とイメージしてみます。
焦らず、ゆっくりと1歩ずつ、1歩ずつ。
そんな良い思いや願いはカラダへと反映されていきます。幸せなイメージを広げてくことができれば、いつの間にか姿勢も良くなったり不調と感じていたところも良い方向に、違和感や痛みなど感じやすかった部分も自然と楽に、調ってくるでしょう。
ココロも調えるヨガで今の自分に「まる」をつけることができた皆さんの声
最後に私のスタジオで10年以上ヨガを続けて下さっている生徒さんのお言葉をご紹介します。
「10年前の私より今のほうが若々しいわ」
「10年前の私より今の自分が好きよ」
「10年前のカラダにはもどりたくない」
そんな皆さんも10年前に初めてスタジオにいらした時には
「もう歳だから…」と言っていました。
でも今となっては笑い話です。
もちろん10年歳を重ねることは「嬉しい」といえる事ではありませんし、歳を重ねる事によって感じるカラダの変化もあります。
でも、そんな自分とも優しく丁寧に向き合いながら、ヨガでカラダを心地良くのびのびと動かして、ほぐして、調えてきたことで、今の自分の年齢と自然と寄り添える「ココロつくり」もしていたのですね。
是非、自分にワクワクするようなヨガをしてみてください。
今回、ご紹介した「ヨガでココロを調える5つの大切」が、これからの、そして今の自分に〇(まる)できるヨガを楽しむためのヒントにして頂けたら幸いです。
照井 えみ プロフィール
Surya Ayruveda&Yoga Center(スーリヤ・アーユルヴェーダ&ヨガセンター)主宰
福島県いわき市在住 インストラクター歴29年。
日本ナチュラルヒーリングセンター(現:アーユルヴェーダネイチャーケア学院)代表であり
アーユルヴェーダ自然療法家の西川眞知子先生のもと、ヨガ・アーユルヴェーダを学ぶ。
1年365日通しているヨガの自己練習の中で、気付いた事や感じたことを大切にしながらアーユルヴェーダの智慧を活かして、ひとりひとりの体調や心の変化に寄り添えるヨガ、そして体だけでなく心に響くポーズや言葉を大切にしたヨガの普及を行う。
◆日本ナチュラルヒーリングセンター認定
アーユルヴェーダエグゼクティブプランナー
チベット体操with チャクラヨガマスターインストラクター
◆全米ヨガアライアンス200H修了/IYCアシュタンガヨガヨガニドラーセラピスト
◆2017年9月 西川眞知子監修
カラダだけでなくココロも調えることを大切にしたヨガ、今の自分にまる○できる
DVD「やさしい、まる○yoga」を発売。
◆Facebookページ
https://www.facebook.com/pg/suryayoga.2009/about/