毎日やりたい部位④ 顔
美容のためにも毎日やりたい部位。
顔のリフティングマッサージは、さするだけではなく、皮膚をつまんで軽くひっぱるため、コラーゲンの再生を促すといわれています。
顔全体をやさしく包み込み、広げていくようにマッサージすると、顔の表情もとても豊かになっていきます。顔のリンパと静脈の流れを促し、デトックスにもなります。
マッサージの方法、所要時間
マッサージはいくつかの手順に分けられます。すべて含めて、所要時間は8分ほど。
顔マッサージの手順①
親指をあごの下に、残りの指はあごの骨の少し上にあて、あごに沿って耳までさすります。
手順②
耳の後ろのツボ「完骨」を親指でギュッと押さえます。
手順③
口角から顎関節の下、口角の上から顎関節、小鼻から顎関節の上の3ラインをさすります。
手順④
人さし指、中指、薬指で、小鼻の横から鼻筋、まゆの下、こめかみまでさすります。
手順⑤
指の腹を使い、目尻からこめかみ、まゆから頭皮を強めにさすり上げます。
手順⑥
こめかみから目の下、鼻筋、まゆの下、再度こめかみまでさすります。
手順⑦
目尻を髪の生え際に向けてグッと押し上げ、やさしく元に戻します。
手順⑧
最後に、自分を美しくするエネルギーを手のひらに集め、顔にあてるように両手で頬を包み込みましょう。
体質別に力加減を変えてみよう
オイルマッサージをするとき、ドーシャの体質・体調に合わせて力加減を変えると効果的です。脈診でドーシャのバランスをみながら、以下のようにタッチを加減しましょう。
ヴァータの人はおだやかなトリートメントを。
軽さと動きの性質を持つヴァータには、重くゆったりとしたやさしいタッチ。毛穴に沿ってゆったりと長いストロークで手を動かし、体をあたためていきます。オイルもきちんとあたためて使いましょう。
ピッタの人はクールなトリートメントを。
ピッタはシャープな性質を持つため、鋭い刺激ではなくマイルドなタッチでのマッサージがおすすめです。毛穴に沿って手をくるくると回すことで、体をリラックスさせます。オイルの温度は高くはしません。
カパの人は刺激するトリートメントを。
カパは重い性質からアンバランスが引き起こされるため、少しリズミカルな速めのタッチが向いています。毛穴に逆らって、擦るように刺激。摩擦を起こして循環を高めます。オイルなしのマッサージもよいでしょう。