マッサージオイルを作ろう。手順とポイント
オイルマッサージをはじめる前に、まずはオイルを用意しましょう。
ここではもっとも一般的な、ごまサラダ油を使ったマッサージオイルの作り方を紹介します。
透明なごまサラダ油をキュアリング(あたためる)して作ったオイルは、粘性が適切になり、皮膚が消化しやすくなるといわれています。
「ごまサラダ油」を用意しよう
ごま油には、料理で使われる茶色の「焙煎ごま油」と、生のごまをしぼって作る「ごまサラダ油」の2種類があります。マッサージで使うのは後者。
透明でにおいもありません。
日本では、竹本油脂から販売されている「太白胡麻油」、かどや製油から販売されている「純白ごま油」の2つがマッサージオイルに適しています。
またコメ油は、スーパービタミンEを含有し、ごま油にまさる効果が近年認めらてきました。まさに国産のものですから安心して使用できるコメ油はキュアリングの必要もなく使用でき、これからのオイルマッサージにお勧めできます。
「キュアリング(加熱)」しよう
さて、用意したごまサラダ油ですが、以下の手順をみながら、キュアリング(加熱)をほどこしてください。
加熱することで、皮膚に浸透されやすくなり、不純物もとばされます。
手順①
「太白胡麻油」または「純白ごま油」1ビン(500ml)を鍋に入れ、弱火であたためます。
手順②
温度計で静かにかき混ぜながら、105~110℃になったところで火を消します。
手順③
そのまま20~30分冷まし、あら熱がとれたら、ビンや密閉容器に入れます。冷暗所に移して保存しましょう。
手順④
使用するときは、使用する分のオイルを湯せんで40~50℃ほどの温度にあたためます。
(簡易とはいえ電子レンジでの加熱はお勧めできません。湯せんが面倒な方は手のひらにオイルを乗せて十分に温めるようにして使ってみてください)
これでマッサージオイルのできあがりです。しっかり準備を整えましょう。