アーユルヴェーダがいざなう健やかな睡眠1)

アーユルヴェーダがいざなう健やかな睡眠

世界最古の医学アーユルヴェーダが説く睡眠の秘密

睡眠は、身体、精神、感覚器官および運動器官のための生理的休息状態として考えられています。睡眠中は、交感神経の機能が減少し、副交感神経の機能が増します。

さらに、血圧の低下、脈拍の低下、
1分間の呼吸数も10~20%正常時より減少し、筋肉の緊張も減少、皮膚層内血管は拡張、胃腸管の運動も一時的に増すとされています。

それに対して活動時は、分解代謝作用が増大し、覚醒状態の数時間に身体的精神的疲労が進行し、その疲労を解消するために結果眠くなるという作用が起こります。

そのため日中活動量が大きい人ほど睡眠時間を長く必要とするわけです。


ヨーガが説く睡眠

ヨーガでは日中の活動(陽)の中に静けさ(陰)がうまく取り込まれるようになるとされています。

例えば、忙しくしている自分にただ巻き込まれて、ばたばたしているだけ。
忙しさの中にその忙しくしている自分の活動を見ていることができるともされています。

結果ヨーガの効果は睡眠時間を短縮すると古代から考えられてきています。

 

アーユルヴェーダの古典書に説かれている睡眠

睡眠の影響≫

幸福、不幸、成長、体重減少、体力増大、体力減少は睡眠の支配下にあり、
精力増大、精力減退,有知、無知、生存、死も睡眠によってコントロールされている。

(アシュタンガ・フリダヤ 総論 7章)


睡眠のとり方≫

 

またインドの内科の古典書「チャラカサンヒター」には、
睡眠にも種類があるとされています。

それは以下の6種類の睡眠です。

①自然な睡眠

②暗黒性の過剰による睡眠

③過剰なカパによる睡眠

④過剰な行動、または身体的精神的な激しい疲労による睡眠

⑤何らかの疾病による睡眠

⑥不自然な、または予期しない睡眠


大人の自然な睡眠

夜間は静かで落ち着いた環境のため眠気が増す。

日中は明るい光や気温が刺激効果を与え、人を覚醒させ、緊張させる。

音や環境の影響

心地よいベッドでの睡眠は幸福、熟睡をもたらし過剰なヴァータを減らし、激しい労働による疲労を取り除く

日中も活動の中に静寂を感じられる人になる生活習慣は人を4~6時間の睡眠で十分にする。しかし、過剰な動きと激しい感情を持つ人は睡眠時間を8時間は必要とする。

また精神的に弱く、疲れやすい人は10~12時間の睡眠を必要にする。

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それでは、熟睡と不眠について、どんな影響があるのか次回お伝えいたします。

投稿者: 西川眞知子

西川眞知子
日本ナチュラルヒーリングセンター アーユルヴェーダ自然療法家 西川眞知子 神奈川県生まれ。上智大学外国語学部英語学科を経て、佛教大学卒業。第24代ミス横浜。米国ニューオリンズ世界万国博覧会コンパニオン。幼少期の病弱を自然療法で克服したのをきっかけに、大学時代にインド、アメリカなどを歴訪し、ヨーガや自然療法に出会う。それらの経験と研究を元に、「日本ならではのアーユルヴェーダ」を提唱。体質別健康美容法を提案し、独自な簡単生活習慣改善プログラムを構築。健康美容のコンサルティング、商品開発などに携わるかたわら、講演、セミナーなどをこなす毎日を送っている。講演やセミナーは独自の発想が好評を博している。 ● 株式会社ゼロサイトグループ代表取締役 ● 日本ナチュラルヒーリングセンター代表 ● 西川眞知子アーユルヴェーダ研究所代表 ● アーユルヴェーダ医療融合協会理事 ● 日本パステルシャインアート協会副代表 ● 日本アーユルヴェーダ学会評議委員 ● 内閣府NPO日本アーユルヴェーダ協会理事 ● たかの友梨エステティックアカデミー講師 ● 日本チベット研究会理事 ふるさとテレビ顧問 ------ アーユルヴェーダネーチャーケア学院 http://www.jnhc.co.jp/ 公式ブログ https://ameblo.jp/nishikawa-machiko/ ------ <主な著書> 「生命の科学アーユルヴェーダ」農文協、「アーユルヴェーダ入門」地球丸、その他、マイナビ、二見書房、メディカルトリビューン、ビジネス社、大和出版、PHP出版、日経BPより 著書30冊以上