2)初嶺麿代さんが語る《宝塚の品格》

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第2回 初嶺麿代さん  連載インタビュー

品格が人を輝かせる

キラキラと輝くオーラが溢れるタカラジェンヌは、多くの女性を虜にしてやみません。

世の中に「美しさのプロ」はたくさんいますが、そこには一線を画する美しさの秘密がありました。

 

 


私は宝塚で生きてきた 根っからの宝塚ファンです。

熱く語る初嶺さんに、2回目の今回は、タカラジェンヌの美しさの鍵となる「品格が人を輝かせる」という大変興味深いお話を伺いました。

 

★ ★ ★ ★ ★

― 初嶺さんのスタジオでは、レッスンを通じて品格を身につけられるポイントとして「健康美」「所作」「表現力」と、3つにまとめていますね。特に「健康美」はカラコロのテーマでもあります。これらについて、具体的に教えてください。

《初嶺さん談》
健康って、姿勢からです。
言い換えれば、美しい姿勢が健康をつくります。

『正しく美しい姿勢を保ちなさい』これが宝塚の教えでもあります。
人間の基本姿勢である「座る」「立つ」ここを変えれば品格が出てくるのです。
心と体は繋がっているから、姿勢がシャンとすれば目線が高くなり、見える景色も変わって来るでしょう。
ダラ~っと背中を丸めて下を見ているより、姿勢を正して目線を上げてみるだけで気持ちも変わってきますね。一日の中で姿勢をシャキっとする回数が増えていって、それが習慣になる。そのことが大切なのです。

宝塚音楽学校では、姿勢についての規則があります。
もともと私はバレエをやっていたので、姿勢は良い方だったのですが、宝塚音楽学校ではスカートのサイドラインに中指を合わせるという規則があり、やってみるとわかりますが、自然と胸が開いて姿勢がきれいになるのです。
これが身についてしまうと、むしろ猫背は圧迫感があって苦しいぐらい。この姿勢は、自然に筋肉も使っているのですよ。

「なりきりタカラジェンヌ」の生徒さんには、終始「姿勢」のことをレッスン中に言っているのですが、そのうちにレッスンが終っても急にダラっとした姿勢にはなれず、帰りのバスを待っている時も、気が付くと良い姿勢になっているそうです(笑)。

週に1度、2度、3度、その繰返しをしていると意識がどんどん変わってきます。
次第に『私はきれいじゃないといけない』という意識が持てるようになり、どんどんきれいになってくるのですね。
生徒さんがメイクもお衣装もバッチリ決めてくるのは、自分を上げるため!そうなってくると去年の自分とは全然違ってきます。意識が人をつくるのですね。

心と体は繋がっているから、きれいになろうと体だけ頑張っても心が折れてしまっては、きれいになれないんですね。
姿勢を意識し、その繰り返しが習慣になり、常に良い姿勢が保てるようになっていく。その積み重ねが品格ある美しさにつながるのだと思います。

 

※まるで三銃士のような男役の生徒さん。もとタカラジェンヌさんかしらと見間違うかっこよさ!

 

― 生徒の皆さんの感じよい挨拶も印象的です。

《初嶺さん談》
「なりきりタカラジェンヌ」の生徒の皆さんは、初対面の方に対して感じよく出来るのですが、それが「表現力」です。
例えば、初対面で表情が無かったり、不愛想だったりする人よりは、「こんにちは!!」って心からの笑顔で伝えると印象が全然違うでしょう!?
表現力が豊かだと、人とつながるツールとなってどんどん広がっていきます。
だから、「表現力を磨く」って本当に大切なことなの。

日本人って控えめな人が多いから、本当は良い人かもしれないけれど、長く付き合わないと本質がなかなかわからない。結局、時間がかかっちゃうんですよね。
そうすると、人間関係がスムーズにいかなかったりとか、長い間誤解されちゃったりとか、ツンとして見えるけれど実はいい人だったのね…なんて話はよくありますよね。

それはとてももったいない事だし、損していると思うから。
皆さんもぜひ、日頃から表現力を磨く事を意識してみましょう。

 

※明るい初嶺さんの声が響くスタジオ。皆さんも終始あふれる笑顔!

 

★ ★ ★ ★ ★

― レッスン中の初嶺さんは、舞台のようなお化粧をしている訳でもないのに、体全体からきれいオーラが溢れていて圧倒されてしまいました。
ズバリお伺いしますが、タカラジェンヌはなぜこれほどまでに美しいのですか?

《初嶺さん談》
「オーラが違う!」とよく言われます(笑)。

それは、心なのだと思います。
スタイルが良い人や造詣がきれいな人がいても、品格を感じるかというと、そうではないことがありますよね。心が磨かれていないとだめなのです。

それは常に人のことを思いやれる心だったりもします。
全世界の人を幸せにするのは少し無理かもしれませんが、せめて私と関わってくれた人やお客様を幸せにする事を、いつも考えています。

宝塚でよく言われる「清く 正しく 美しく」とは、自分をしっかり律する事、人に対する配慮が出来る、気遣いが出来る、思いやりの心がある、つまり「気遣いの世界」です。
なかなか学校の授業では教えてくれない事ですが、私は宝塚音楽学校でこの大切な事を習いました。ジェンヌさんは心を磨くことを習ってきたから、内側にあるものが外側に出てきて「品格あがる」とか「何かオーラが違う」と言われるのではないでしょうか。

心と体は互いに影響しあっているから、見た目だけをよくしても、「品格」や「オーラ」は出てこないと思います。
例えば、電車で危なげなお年寄りを見て、良く座ったまま携帯を見て居られるな、とか、友達と座ったままベラベラしゃべっていられるな、と思います。そんな人たちって、美しくないじゃないですか。
やっぱり、ふつうに席をゆずるじゃないですか。
褒めてもらおうと思ってする訳じゃなくて、体が勝手に動くというか…。
そうすると、優しい顔になるし、品格のある顔になるし、そういう心が「品格ある美しさ」や「何か違うオーラ」のようなものを作っているのではないかって思います。

 

※取材陣も一緒に歌い踊り出しそうになりました。皆さん、立ち姿もきれい!

 

★ ★ ★ ★ ★

心と体は表裏一体!内側から磨かれたものが「品格のある美しさ」として外側に出てくる。そんな本物の美しさはきっかけと自分次第で手に入れることができる!
自分もまだまだ輝くことができると思わされる素晴らしいお話でした。
「本物の美しさは一夜にしてならず」ですが、意識を持つ事から始められます。

初嶺さんのインタビューを行っている間、スタジオには「なりきりタカラジェンヌ」のレッスンを終えた生徒さん達が、次のレッスンに向けて自主練を行っていました。
「なりきりタカラジェンヌ」の生徒さんたちは、一様にキラキラを身に纏い幸せオーラを発していたのです。

いったいこれは…!?

次回は「なりきる事でステップアップ!」という、まさに自分に魔法をかける素敵なスキルアップ方法のお話をお届けいたします。
どうぞお楽しみに!

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投稿者: Caracoro editer

Caracoro editer

カラコロエディターのぴょんです。体と心を健康にするための豆知識をミニコラムとしてお届けしています。皆さんの興味のある話題や取り上げてほしいテーマがあればぜひ教えてくださいね。