南国の記憶がたっぷり入っているまぁこのタマシイは、土着のタヒチやハワイが大好きです♡
今回
カフラホアで、とってもステキな方たちに出逢いました。
大自然のマウナケア山を守ろうと活動している団体で、世界中でも稀に見るAlohaな活動にココロ打たれるお話を聞いてきました。
ハワイ在住で直接マウナケアで活動をしている方から話を伺うことができたんですが、
聞いている間、胸が熱くなって涙があふれてくる・・・。
やっぱり、その場のエネルギーを共有している人からは、言葉だけじゃなくて、いろんな形で見えないものが伝わってくるんですね。
今日は、そんなAlohaなお話です。
マウナケアTMTって?
マウナケアの山頂近くには、世界各国が建てた13基の天体望遠鏡があります。
日本も「すばる望遠鏡」が1999年に建てられ、観察されていますね。
そこに、日本・アメリカ・中国・インド・カナダの連合でTMTという巨大な望遠鏡を新たに建設しようと計画しています。
13基までという取り決めだったのに。
この望遠鏡は鏡の大きさが幅30メートルで、ハッブル宇宙望遠鏡より12倍以上の解像度。
その建物は18階建ての高さになるそうです。
そんな天文台が建設されれば、マウナケアの神聖な山頂に修復不可能な損害を引き起こすことになりますよね。
日本ではなかなか報道されていないので、マウナケアのことは知らない人が多いと思います。
私もフラの先生に聞くまでは知りませんでした。
実はこの問題、私たち日本人にとって他人事じゃないんです。
めちゃめちゃ大きく関わっているんです。

なぜ守りたいのか?
ハワイの人々は日本と同じように、
いえ、今の日本人よりも八百万に神をおいています。
マウナケアにも神聖な神さまがいるんですよね、当然ながら。
マウナケアは、富士山・シャスタ山(アメリカ)・シナイ山(エジプト)・カイラス山(ヒマラヤ山脈)と同じく、ハワイの人々にとって神聖な山です。
日本人にとってみれば、富士山の山頂に建てるようなものでしょ。
黙認できるはずがないのはわかりますよね。
それでなくてもハワイという土地は、アメリカが進出してきて、もともと暮らしていたネイティブハワイアンを追い出し、自然を壊しながら商業化して奪われたわけです。
これ以上、先祖から受け継いだ大切な土地を破壊されたくない、冒涜されたくない、その想いもあるのだと思います。
そして、次の7世代(ネイティブの人々は7世代先を大切にしています)に、残したいものを守りたい。
そういう想いを持ってこそ守ろうとしています。

出典:Lahui Mauna Kea Japan
私たちに何ができる?
いまの現状で、日本以外の国(アメリカ・中国・インド・カナダ)は「マウナケア以外の土地に建設してもよい」という意向を示しているんだそうです。
なぜ日本だけが首を縦に振らないのかはわかりません。
きっと何か絡んでいるんでしょうね。
(欲望の塊みたいなものが)
そしてここ大事!!
日本が出す建設費用は、私たちの税金から使われるんです。
ということは、私たちには関係のないことではなくて、めちゃくちゃ関係していることなんです。
あなたが、稼いだお金を使うってことなんですね。
実際、マウナケア山頂にある13基のうち2基は使われていないそうで。
そこを改修する方法も提案しているそうですが、話が進まないのだとか。
何かをしてもしなくても、それはココロから湧いてくるもの。
ただ、あなたも知っておいてください。私たちの税金の使い道を。
Kapu Alohaの原則
ハワイに行くと「アロ~ハ!」ってあいさつしますよね。
Alohaの意味、知ってますか?
とってもステキなのでシェア♡
真実
神聖
すべてを包み込む愛
正しい行い
尊厳と優美さ
善の力
言葉だけではなく哲学
こういう意味があるんですね。
そして、マウナケアを守ろうと活動している人たちにはKapu Aloha の原則があります。
私たちの日常、生きる指針にもなる素晴らしい精神に感動しました。
1.真実を語ろう。Alohaは真実なしでは実現できません。時に真実は痛いものかもしれませんが、それは後に必ず癒しをもたらします。2.Alohaを動かす。Alohaとは「とある状態」を表すものなので、行動と参加が必要となります。Alohaの行いはすべてのレベルで感じられることができます。逆にAlohaではない行為は、そこに存在することができません。
3.外に氣をとられず、自分の内側を見つめること。
4.Manaあるいは「氣力」は私たちの「息」に存在し、Alohaという言葉と態度に現れます。
5.Pono 正しい行動をとる。周りを傷つける態度ではなく、癒す方向で行動をとること。
6.尊厳と優美さのある心で自分自身を表現すること。
7.自我を超え、より大きな善のために、他者や自分以外のものに目を向け、思いやりの心を持つこと。
8.すべてを受け容れる謙虚な態度と行動を保ち、叫び訴えるのではなく、皆を招き入れ参道しやすい状態をつくること。
9.根っこはすべてつながっていて、私たちは、オハナ(家族)としてつながっていることを認識する。
10.すべての命と地球を守ること。
11.怒りを正義に転換すること。非暴力、そして集団的平和行動を常に選ぶこと。怒りを抱くのは、不正に対する普通の人間の正当な反応です。しかし、神聖なるKapu Alohaは私たちに非暴力によって誠意の道を見出させてくれるものなのです。
このKapu Alohaのとおり、マウナケア山で活動をしている人たちは、決して暴力行為で反対運動をしないといいます。
これも出会った方に聞いたのですが、警察と反対運動をしている人たちは仲良しなんだそうです。
「俺たちも本当はこんなことしたくないんだよ」
と、警察の人たちは話してくれるんだそう。
普通、反対デモの様子と言ったら・・・
警察官とのにらみ合いや、外国では火炎瓶など暴動が起きるでしょ。
みんな仲良しなんだ、って話してくれました。
その人は、ハワイ島でロバ・牛・ヤギ・犬・猫たちと暮らしているんだそうです。
みんなつながっているから
知らないことを知ると、ココロが動かされます。
感心ないな、と思っていても思わぬところで関わっていることもあります。
だからね、まぁこはいつも想うんです。
ものごとみ~んなつながっていて、一方向からだけ見ていると落とし穴にはまる、って。
そんな時に役立つのはホリスティックな視点を持つこと。
あなたも一緒に学んでみませんか?