インターナショナルリカバリー協会 代表理事 伊藤晃一です。
本日は外反母趾に効果的なトレーニングについてお話しさせていただきます。
外反母趾は女性に多い変形であります。軽度の外反母趾を自覚していても、進行を抑える方法がわからず、そのまま放置しているという方も少なくはありません。
しかし、外反母趾は進行すると、痛みで歩けなくなったり、重症化すると手術が必要となることも多々あります。
今回は外反母趾の予防と改善のトレーニングを学んでいきましょう。
≪ 外反母趾とは ≫
外反母趾とは、足の親指の、中足骨と趾骨により形成されるMTP関節(中足趾節関節)が、小指側に25度以上外反している症状です。
進行すると痛みを伴うことが多く、巻き爪、タコやウオノメなどもできやすくなります。足部の縦アーチ・横アーチが低下した偏平足の状態になることも少なくありません。
いつの間にか発生している外反母趾ですが、変形は思春期ごろから始まります。つま先の細いシューズやスパイクも変形を助長する危険があります。
≪ 外反母趾改善のためのエクササイズ ≫
外反母趾改善のために母指外転筋を鍛えましょう。
母指外転筋とは、踵骨と舟状骨を起始部とし、母趾の内側を停止部とする筋肉であり、足の指を開く際に使用します。
筋肉は使わないと機能が落ちていきますので、足の指を開くことができるうちからトレーニングを行いましょう。
トレーニングは、立位の状態でも椅子を使用した座位の状態でもどちらでも構いません。
床にタオルを敷きましょう。
裸足か靴下の状態で行います。
タオルを足指で握ったり、たぐり寄せる運動を繰り返します。
タオルを握るとき、ふくらはぎの筋肉を使わず、足裏の筋肉に集中して行いましょう。
足のすべての指がまんべんなく動いていることを意識しましょう。
最初は20秒1セットから始め、慣れてきたら、時間を増やしたり、セット数を増やしてみてくださいね!
なお、痛みが出たり具合が悪くなった場合は、速やかに中止し、医療機関に相談をしてください。
無理のない範囲で、ぜひ日々のトレーニングに加えてみてくださいね!