夏本番!お酢の健康効果に迫る
「夏バテ予防」「疲労回復」「脂肪燃焼」
これからの季節、お酢でこんなに嬉しい効果が得られるなんて…!
早速、番組レポートをお届けします。
この差って何ですか? TBS 2018年6月19日放送
「お酢の健康効果」の差
酢にはほかにも…
「血圧上昇を防ぐ」「血糖値上昇を防ぐ」等の効果も期待できますし、お料理に入れて加熱しても成分が壊れにくいため「最強の調味料」と呼ばれているのです。
しかし!!
食べるタイミングを間違えていたり、他の食材との食べ合わせを間違えていたりすることが多いのです。そのため「お酢の健康効果を十分えられていない」と言う残念な結果になりがちだそう。
お酢って気難しい!?
確かに、意外と知らなかった事ですね。そこで今回はお酢の持つ健康効果を徹底解説していきましょう。せっかく体に良いものをと思ってとるのなら、その可能性を最大にしたいですものね。
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お酢は基本的にどの“酢”を使っても健康効果はかわりません。酢はお酒から造られるものですから、お酒の数だけお酢はあります。お酢に含まれる酢酸には血管を広げ血圧の上昇を抑える効果があります。毎朝1回、大さじ1杯の酢を取り続け血圧の変化を測定した結果では、150以上あった血圧が8週間後には140台になりました。ところが、お酢を取る事をやめてしまうと、血圧は上がってしまいました。毎日採らなければ効果がないのですね。
Q1.より血圧の上昇を抑える効果がある食材は?
A:ピーナツ
ピーナツの中にはオレイン酸という油が入っていますが、このオレイン酸は血圧が上がる原因となる物質“悪玉コレステロール”を減らす役割があります。お酢と一緒にピーナツを食べると、小腸でお酢の酢酸がオレイン酸を細かく分解し、オレイン酸の数が増えてより多くの悪玉コレステロールを減らす事になります。ではより効果的な食べ方をお教えいたしましょう。
《酢ピーナツ》
お酢にピーナツを3日ほどつける。酸味が苦手な方ははちみつで食べやすくなります。
毎日20粒程度食べると効果があります。
お酢につける事で消化されやすくなり、ピーナツのオレイン酸が吸収しやすくなします。その際、ピーナツの茶色い薄皮はポリフェノールですから、ついたまま食べるのが重要!ポリフェノールにも血管を広げて血圧上昇を抑える働きがあります。血圧上昇予防として酢ピーナツを食べる場合、血圧がだんだん上がる朝に食べると効果的です。
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Q2.お酢と一緒に食べると、「疲労回復効果」がより高まる食材は?
A:ごはん
疲労回復に1番なのは、ご飯の中に含まれる「糖」。「糖」だけでも体内にエネルギー源としてたくわえられるのですが、ご飯と一緒にお酢をとることで、お酢の酢酸の働きによって素早くエネルギー源として変換されるのです。すると短時間でより多くのエネルギーが作られ疲労回復効果がより高まるのです。
糖だけ取った場合と糖とお酢を一緒に取った場合とでは約3倍の差がありました。マラソン選手のスペシャルドリンクには、はちみつ+お酢が入ったものが多いのもうなずけますね。
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Q3.お酢と一緒にとった方が良い意外な食材とは?
A:牛乳
牛乳の代表的な栄養素「カルシウム」ですが、実は「カルシウム」は体内で吸収されにくい性質を持っています。牛乳だけを飲んだ場合、カルシウムは約50%の吸収率ですが、お酢を一緒に飲んだ場合60%にアップする事がわかりました。
《お酢入り牛乳のつくり方》
牛乳 120ml
お酢 大さじ1
はちみつ 大さじ1
よく混ぜて下さい。さっぱりとしたお味で好評の様子!この夏に試してみたいですね。
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Q4.他に、お酢と一緒にとった方が良い意外な食材とは?
A:あさりの味噌汁
《お酢入りあさりの味噌汁のつくり方》
あさり 100g
水 400ml
お酢 大さじ1
上記材料をお鍋にいれ、火にかけ、沸騰後8分煮る。最後にお味噌をとき入れ出来上がり。
アサリの貝殻にはカルシウムがタップリついています。お酢の酢酸が貝殻を溶かしてくれ、貝殻に含まれていたカルシウムがたくさん外に出て来るのです。溶け出すカルシウムの量は何と4倍!骨粗しょう症にはおススメ!!酸っぱいお味噌汁という事はありませんので、ご安心を。
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Q5.黒酢を飲むことで予防効果があるものは?
A:冷え性
冷え性の原因は「代謝の低下」で、代謝が低下するとエネルギーが燃焼できません。すると、体温が低下してしまうのです。しかし、黒酢には代謝を活発にさせる成分「アミノ酸」が豊富に含まれています。そもそも黒酢の原料「玄米」にはアミノ酸が豊富に含まれています。一般的な米酢と比べ、黒酢にはアミノ酸が3倍も多く含まれています。この豊富なアミノ酸が代謝を上げてくれるので、冷え性対策には黒酢がとても効果があると言われています。
《黒酢の飲み方》
水150mlに黒酢大さじ1杯が目安。さらに「二日酔い」にはアミノ酸が豊富な黒酢はもってこいです。ただし、すきっ腹は避けて下さいね。
これからの季節、お酢を上手にとって元気に夏をのりきりましょう!