顎関節症予備軍の「あごこり」!?

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私たちは、日常生活に必要な動作、「食べる」「笑う」「話す」ためなどのため、毎日2000回以上も「あご」を動かしているそうです。
平成28年に厚生労働省が行った実態調査では「あごの関節が痛い」「口が開きにくい」「音がして不快」「笑顔が作れない」といったあごのトラブルを抱える人の数は、全国で1900万人に及ぶと判明!

中には症状が悪化し、うつになったり食欲不振で拒食状態になる人までいることが分かってきました。顎関節症までいかなくても、その予備軍はとても多いのです。

その原因は、これまでは主に食習慣の変化などからくる「噛み合わせの不具合」だと考えられてきました。
そんな中、昨年秋に国内初の「治療ガイドライン」が完成しました。
あごの不調の真の原因は、肩こりや腰痛と同じ、筋肉の過緊張状態、つまり「あごこり」にあり、簡単セルフケアでも症状を大幅に改善できる、とされたのです。

 

顎関節症の正体は 「あごこり」

口が開きにくい、口を開けるときに痛む、あごの関節から音がする…。
全国1900万人以上が悩んでいると推定される、あごのトラブル「顎関節症(がくかんせつしょう)」。
その正体は、なんとあごの筋肉の「こり」だった可能性が大きいそうです。
あごには、下あごの骨を上下に動かすための様々な筋肉が備わっています。
それらの筋肉が、パソコンやスマホに代表される集中作業やストレスによる「かみしめ癖」によって、徐々に凝り固まることで、口が開きにくくなったり、筋肉に痛みを生じたりするのだそうです。え?ここにもスマホ病が潜んでいた!?

さらに、筋肉の異常な動きは、関節の間にあるクッション(関節円板)のズレまで引き起こしてしまい、関節自体にも痛みや音を生じさせるといいます。
顎関節症のくわしい診断基準・治療方法などは、日本顎関節学会が公開している「顎関節症治療の指針2018」からも見ることができます。

 

あごこりをセルフチェックしてみよう。

日本顎関節学会「顎関節症治療の指針2018」をはじめとする顎関節症の診断基準で、口の開きにくさ(開口障害)の目安として用いられているのが、「口が縦に35~40mm以上開くか」になります。
35~40mmとは、「指を縦にして(第2関節まで)3本程度」に相当します。
指の太さには個人差がありますので、あくまでも「目安」ですが、「口を開けて指が縦に(第二関節まで)何本入るか」で、あごこり(あごの筋肉が凝り固まっているか)のセルフチェックができます。2本以下しか入らなかった場合、あごこりの可能性があります。

セルフチェックで十分に指が入らず心配な人は、一度専門家を受診しましょう。

※指を入れる前には必ず手を洗って清潔にし、
のどを傷つけないよう安全には十分注意してください、とのことです。

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投稿者: 健康ランド

健康ランド

高齢者や生活習慣病のご家庭が増えています。病院に頼るだけでなく、家庭での健康管理がとても大切。そんな日常生活に役立つ健康情報やミニ知識をレポしていきます。