青じそと大葉の違いはなんですか?

普段スーパーなどに行くと見た目がそっくりなのに、名前が違う商品って結構ありますよね。
例えば、「青じそ」と「大葉」。
実は、「しそ」も「大葉」も同じ植物ですが、呼び方が違うだけ!

なぜ2つの呼び方があるのかというと、「しそ」は植物名、「大葉」は商品名だそう。
この植物を古くから「青じそ」と呼んでいたのですが、この「青じそ」に、昭和30年代、愛知の生産者が大葉という「商品名」をつけたのです。
その名残で、今でも2つの呼び名が残っていんですって。

TBSの人気番組「この差って何ですか?」では、そんな「見た目がそっくりなのに名前が違う」ものを取り上げていました。これ、年末の忘年会クイズにもなりそうです。

その1)「コンソメ」と「ブイヨン」
専門家:片桐里英(ネスレ日本株式会社 食品事業部)さんの解説。

◯「コンソメ」は、そのまま美味しく飲めるスープ
◯「ブイヨン」は、洋風ダシ か どうか

「ブイヨン」は、牛すじ肉、鶏ガラ、香味野菜に、ニンニク、スパイスを加えて弱火で3〜4時間煮た「洋風ダシ」。ダシなので、これだけでは料理としては未完成です。
一方、「コンソメ」は、「ブイヨン」にさらにひと手間、加えたモノで、そのまま美味しい飲めるスープのこと。実際「コンソメ」は、フランス語で「Consomme(コンソメ)」、完成された、という意味なのです。
よって、そのままスープとして飲むときは「コンソメ」を使いましょう。
そして、トマトソースやシチューなどを作りたいときは「ブイヨン」を使いましょう。

その2)「つくね」と「つみれ」
専門家:角田考平(新宿調理師専門学校 講師)さんの解説。

◯「つくね」は、「手でこねて丸くしたモノ」
◯「つみれ」は、「分量を摘み取って、そのまま入れるモノ」か どうか
材料が「肉」か「魚」かは関係ない!

「つくね」とは?
「つくね」が肉で、「つみれ」が魚だと思われている方が多いですが、材料に、肉を使おうと魚を使おうと関係ないそうです。「つくね」と「つみれ」の差は、2つの作り方を見れば一目瞭然なのだとか。
「つくね」は、ほどよい分量を手のひらに乗せてこれを丸める。これが「つくねる」。
この丸める作業を続けていくと丸くなって「つくね」の完成です。
実は、広辞苑で「つくね」を見てみると「つくね」は「つくねること」と書いてあるのです。
さらに「つくねる」を見てみると、「手でこねて丸くする」と書いてあります。
つまり、「手でこねて丸くしたモノ」が「つくね」なのです。

◯「つみれ」とは?
一方「つみれ」は、分量を摘み取って、そのまま「鍋」の中に入れていきます。
摘み取った後、わざわざ丸めず、そのまま「鍋」に入れるのが「つみれ」です。
「つみれ」の語源は「つみいれ」。漢字で書くと「摘み入れ」。
「つみいれ」とは、「摘み取る」と「入れる」の2つの言葉が合わさった言葉なのです。

その3)「食べる煮干し」と「出汁をとる煮干し」の差
専門家:竹田睦宏(マルトモ株式会社 商品企画部 部長)さんの解説。

◯「食べる煮干し」は、およそ5cm以下のカタクチイワシ
◯「出汁をとる煮干し」は、およそ5cm〜13cmのカタクチイワシか どうか

◯使っている魚の大きさが違う?
「食べる煮干し」は、カタクチイワシの大きさがおよそ5cm以下のモノを使用。
「出汁をとる煮干し」は、カタクチイワシの大きさがおよそ5cm〜13cmのモノを使用。

◯なぜ大きさで使い分けているのか?
「煮干し」は出汁をとるためのモノとして売られていて、サイズの「大きいカタクチイワシ」も「小さいカタクチイワシ」も、一つの袋に入れて、「煮干し」として販売されていました。
しかし昭和50年頃になると「煮干し」の高い栄養価が注目され、「煮干し」をそのまま食べる人が増えたのです。
そんな中、昭和50年代後半に小さいサイズの方が柔らかいので、小さいサイズのカタクチイワシだけを「食べる煮干し」として売り出したそうです。
その結果、健康ブームも相まって大ヒット!
以来、柔らかくて食べやすい小さいサイズは「食べる用」として、濃い出汁の出る大きいサイズは「出汁をとる用」として販売されているそうです。

その4)「カレーうどん」と「カレー南蛮」
専門家:神田麻帆(料理研究家)さんの解説。

◯「カレーうどん」は、「長ネギ」がない
◯「カレー南蛮」は、「長ネギ」が入っているか どうか

◯「カレー南蛮」にだけ入っているモノとは?
実は、「カレー南蛮」にだけ、「長ネギ」が入っているのです。お蕎麦屋さんなどでは、「カレー南蛮」以外にも「鴨南蛮」や「肉南蛮」など、「長ネギ」が入っているモノには「南蛮」という言葉が使われているのです。

◯なぜ「長ネギ」を使っていると「南蛮」という言葉が付くのか?
室町時代や江戸時代の初期、日本にはポルトガルやスペインから多くの商人たちが来ていました。彼らはインドや東南アジアを経由して、南の方から日本にやってきたので、南蛮人と呼ばれていた。その時、来日した外国人が健康保持のために好んで「長ネギ」を食していたのだそう。そのために「長ネギ」を使った「うどん」や「そば」のことを「◯◯南蛮」と呼ぶようになったというのが言われです。

投稿者: Foodwriter

Foodwriter
雑誌、ネットなどで活躍するフードライターです。今まで培った知識の中から旬に食していただきたい食の豆知識、ちょっとした調味料の使い方、食べ合わせ、工夫次第で薬になる食べ物のことなどをお届けします。