身体を温める本当の飲み物

寒い季節。すぐに、あたたかな飲み物が恋しくなりますよね。
「体を温める飲み物」と「温めない飲み物」の差って一体?

TBSの人気雑学番組「この差って何ですか?」で紹介されました。
解説は、石原新菜(イシハラクリニック副院長)さんです。

「体を温める効果が長時間続くホットドリンク」とは?

実は、「ホットドリンク」の種類によって、「体を温める効果が持続する時間」に大きな差があるそうなのです!?
もちろん温かいものは、飲んだ直後は、どのホットドリンクも体を温める事ができるのですが、より「体を温める効果が長く続く飲み物」と「あまり効果が長く続かない飲み物」があるのだそう。
これは賢く使いたいですね。

今回は、「体を温める効果が長時間続くホットドリンク」は、どれなのかを検証しました。皆さんも当ててみましょう。

エントリーNo.1は、奈良・平安時代から日本人に愛されている「緑茶」
エントリーNo.2は、現在、およそ6割の日本人が毎日飲んでいるという「コーヒー」
エントリーNo.3は、「リラックス効果」や、「抗酸化作用」が期待できる「紅茶」
エントリーNo.4は、一杯飲むだけで記憶力アップ。意外な効果が注目を浴びる「ココア」
エントリーNo.5は、日本中に大ブームを巻き起こした飲む点滴「甘酒」
エントリーNo.6は、体を温めるホットドリンク界の帝王「しょうが湯」
これらの6つの「ホットドリンク」の中で体を温める効果が長時間続くのは、さて、どれなのでしょうか!?

番組では、「冷え性に悩んでいる」20代から40代の女性6人に協力してもらい、まず、室温20℃の部屋で、60℃に温めた1つ目の「ホットドリンク」を全員に200ccずつ飲んでもらい体温の変化を、サーモグラフィで測定しました。
「ホットドリンク」を飲む前の女性6人の平均体温は36.2℃。
そしてその後、再び体温が36.2℃に下がったら、体が冷えてしまったという事で、計測終了です。
この計測方法で、6種類全ての「ホットドリンク」で検証を行い、それぞれ、どのくらいの時間、体が温まっていたのかを比較しました。興味深いですね。

「体を温める効果が長時間続くホットドリンク」は、「ココア」!
「ホットドリンク」のすべてで、飲んだ直後は体温が上がり始めた!4分が経過したところで、「しょうが湯」と「甘酒」が36.8℃近くまで上昇!
他の飲み物に比べて、およそ0.2℃も体温が上がっていました。なるほど、やはり!

そして、5分を経過した時点でも、どの「ホットドリンク」を飲んだ場合も、順調に体温は上がっていました。
しかし、「甘酒」は、飲んでから27分後に元の体温に戻ってしまったのです。実は、「甘酒」は他のホットドリンクより「糖質が豊富」に含まれています。
「糖質」は摂取すると「体の中で熱を発生させる」効果があるのです。さらに「甘酒は」、「コーヒー」や「緑茶」と違って、「とろみ」がありますよね。
この「とろみ」がある事で、胃に留まる時間が長くなるので、体温の上昇を持続させたと考えられるのです。
しかし!「甘酒」は残る3つの「ホットドリンク」に比べて、「血行を促進させる成分」が少なかったので、それほど長く、体を温める事ができなかったという結果になりました。

残る「ホットドリンク」は、「紅茶」「ココア」「しょうが湯」の3つです。
この3つの「ホットドリンク」に含まれる「体を温める成分」を見てみましょう。

まず、「紅茶」に含まれるのが「テアフラビン」。
「テアフラビン」は、「血液のめぐり」を良くする効果があるので、体全体だけではなく、末端まで体温を高める事が分かっています。
続いて、「ココア」は、「カカオポリフェノール」。これは、「血行促進」してくれる効果があるので、カラダが温まると言われています。
そして、「しょうが湯」は、「ショウガオール」は「体の内部から熱を作りだしてくれる」効果があるので、すぐに体温が上がったと考えられます。
さて、その後の経過はどうでしょうか。

35分頃から、三種類とも、どんどん体温が下がり始めました。
最初に脱落してしまったのは、なんと帝王「しょうが湯」で、47分で脱落。
「ショウガオール」は、急激に体温を高める働きがあるので、汗が出てしまい「紅茶」や「ココア」より、体温の上昇が持続できなかったと考えられるのです。
「ショウガオール」の「発汗作用」が、まさかの結果を招いてしまったということですね。次に、「紅茶」が36.2℃に到達して、脱落。

「ココア」は、59分のところで脱落となりました。
この勝負の王様は、はなんと1時間近くも体が温まっていた「ココア」だったのです。

 

寒い夜にはホットココアで体の中からあたまりましょう!

投稿者: Foodwriter

Foodwriter
雑誌、ネットなどで活躍するフードライターです。今まで培った知識の中から旬に食していただきたい食の豆知識、ちょっとした調味料の使い方、食べ合わせ、工夫次第で薬になる食べ物のことなどをお届けします。

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