さまざまな健康効果のある「ネバネバ食材」の正しい食べ方
糖の吸収を抑える「オクラ」で…驚きのダイエット結果も!!
何事も「知っている」のと「知らない」のでは、大きな差が出てしまいますよね。
「知らなきゃ損!損!!」
今回は、健康やダイエットにまつわる知って得する「すご~い差!」を紹介します。
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TBS 2018年7月10日放送
この差って何ですか?
「ネバネバ食材」の「正しい食べ方」の差
★ 暑い夏を乗り切る 最強の『ネバネバ食材』の差って?
糖質の吸収を抑える「オクラ」、寝つきが良くなる「納豆」。
他にも、山芋、なめこ等、いわゆる「ネバネバ食材」は、さまざまな健康効果があるものですが、食べ方によっては健康効果を逃してしまうことがあります。
★ 「ネバネバ食材」は、食欲不振を解消してくれる!
すべての「ネバネバ食材」には、「食欲不振を解消する効果」があります。
そもそも、人間の持っている7割のエネルギーは消化活動に使っていますが、夏体温が上がってしまうと、体温を下げるためにエネルギーが多く使われ、消化するためのエネルギーが足りなくなってしまいます。すると、胃から消化酵素が十分に出ないため、食べたものを完全に消化する事が出来ず、胃に食べ物が残ってしまいます。
そんな時に「ネバネバ食材」を食べると、消化酵素の分泌を促してくれるので、胃に残った食べ物を消化し、食欲もわいてくるのです。
【重要ポイント】「ネバネバ成分」を減らさない食べ方とは…
「ネバネバ成分」は熱に弱く、70℃で約3分、100℃で約1分で壊れてしまいます。
・「ネバネバ食材」をご飯にかける時は熱々のご飯は避け、70℃以下のご飯にする
・「オクラ」のゆで時間は1分以内
・「ナメコ」のお味噌汁は、冷ましてから「ナメコ」を入れる
★ 「オクラ」は、糖の吸収を抑えてくれる!
「オクラ」には「糖尿病」や「心筋梗塞」の原因となる糖を吸収する効果があり、血糖値の上昇を抑えることができます。
「オクラ」が血糖値の上昇を抑える実験結果より
ご飯を一膳食べた時
血糖値:90から240に上昇した
ご飯一膳とオクラを一緒に食べた時
血糖値:90から130までしか上昇しなかった
「オクラ」の植物繊維は、他の植物繊維とは違い、糖を包み込んでくれるので、腸に糖が運ばれても吸収されずにそのまま排出してくれます。
その結果、血糖値の上昇を抑えることができるのです。
★ 「オクラ」で…驚きのダイエット結果!!
糖を包み込んでくれる「オクラ」には、いったいどの位ダイエット効果があるのでしょうか? 父、母、娘のご家族に普段通りの食事と、毎食3~5本の「オクラ」を2週間食べ続けてもらう実験を行いました。
結果!
お父さん 71.0kg→67.4kg 3.6kg 減
お母さん 54.8kg→52.4kg 2.4kg 減
娘さん 61.0kg→57.8kg 3.2kg 減
3人とも食事の量は減らしていないのに、驚きのダイエット効果!!
★「オクラ」の「ネバネバ成分」を多く得る調理方法は「刻んでからゆでる」
この様な素晴らしい結果を出すためには、「オクラ」の「ネバネバ成分」を十分に出さなければなりません。そのためには2つの条件があります。
1.「オクラ」の側面から食物繊維を出すこと。
2.その食物繊維が水分と絡むこと。
「オクラ」の食物繊維は水に溶けるため、「オクラ」を切って断面から食物繊維を出し、その食物繊維が水に溶けることによって「ネバネバ成分」が生れます。
「ゆでてから刻む」と、「オクラ」の食物繊維は水分と絡まないのでネバネバになりません。食物繊維を出して水分と混ぜると「ネバネバ成分」が作られるというわけです。
【重要ポイント】ゆでる時は、1分までなら「ネバネバ成分」は壊れません。
★「納豆」には、寝つきを良くする効果が!
「納豆」に含まれる「トリプトファン」は、体内に入り「ビタミンB6」と結びつくと「メラトニン」という睡眠を促す成分に変化するため寝つきを良くしてくれます。更に「ビタミンB6」が豊富に含まれている「焼きのり」と一緒に「納豆」を食べた方が効果は高まるそうですよ。
「ネバネバ食材」の効果的な食べ方、いかがでしたか?
ものすごい効果を見て、店頭から「オクラ」が消えてしまいそうですね。
是非、お試しください。