アーユルヴェーダでデトックス!
毒素「アーマ」が蓄積する原因と改善方法
毎日の生活の中でアーマ(毒素)は蓄積されていきます。デトックスの方法は学びましたが、大切なのはアーマを溜めない事です。
気をつけたい!アーマが蓄積される生活習慣6つ
ここまではデトックスの実践方法を紹介しましたが、大切なのは日ごろから毒素を蓄積しない生活を送ることです。以下では、アーマを蓄積してしまうシチュエーションと、その対処法について紹介します。
1.不規則な睡眠
仕事や育児など、忙しい毎日を送っていると、満足に睡眠をとれない方も多いのではないでしょうか。しかし、睡眠不足はアーマの蓄積につながります。なぜなら風のエネルギー、ヴァータを増やすことで消化力を不規則にしてい増します。
おすすめの対処法は、週に一度、「今日は休む!」と決めた日を作ること。仕事や家事のプレッシャーから解放される時間がないと、心身が疲れ、どんどん毒素がたまっていきます。主婦の方は、旦那さまに育児を任せる「育児デー」を作るのもよいと思います。
2.食べ過ぎ・不適切な食事
食べ過ぎは重さの質のカパを増やし、消化する力に負担となり、結果アーマと呼ばれる未消化物を体に蓄積することになります。また不適切な食事とは、Aさんにあう食事内容でも、Bさんには合わないことがあるという考えです。例えばAさんは、冷え性で便秘がちで、勧められるのは適度な油分を含む温かい食事です。Bさんは、暑がりで下痢ぎみ。そんなBさんがAさんから私は良質なオイルを食事に取り入れたら体調がよくなった、ということを、うのみにしておこなったらBさんの今の体調には不適切な食事となります。
3・運動不足
運動不足は、体に重さの質をため込んでいきます。やがては気分までもが、重くなり何をするのもおっくうになりかねません。適度な運動で体に熱を算出し消化力も高めていきましょう。
4.マイナス感情
マイナスな感情は、その感情が人の行動にも影響を与えます。イヤイヤ、シブシブなどのマイナス感情は心の毒素です。
5・添加物の取りすぎ
添加物は体が消化するのに自然のもの以上に負担がかかり、消化でききらずに体に蓄積されることがあります。できるだけ添加物を取らない食習慣を選びましょう。
6・経皮毒
毒素は口から入る食品ばかりとは、限りません。身の回りの排気ガス、たばこの煙、汚染された海から取れた魚・・・・。皮膚からも毒素が入ることを経皮毒と呼ばれます。シャンプー、リンス、洗剤など日用品の性質を見直すようにしてみてください。
≪私たちの周りの毒素≫
プラスワンアドバイス!消化力を高め、腸を元気にする食習慣
今回は、さまざまなデトックス方法を紹介しました。未消化物であるアーマの発生を防ぐには、消化力を高めることがとても重要だとわかりましたか?
最後に、消化力を高めるために、腸を元気にする食習慣を紹介します。ぜひとも参考にしてみてください。
≪腸を元気にする食習慣≫
① 食前にキャベツの千切りにお味噌をつけていただく
② 納豆や味噌などの発酵食品で腸内環境を整える
③ 水溶性植物繊維は名前の通りに水に溶ける植物繊維です。果物や野菜に含まれるペクチンや昆布や海藻などに含まれるアルギン酸、やこんにゃくのグルコマンナンなどがあります。また不溶性植物繊維もその名の通り水に溶けない植物繊維です。腸内環境のデトックスに効果的です。インゲン豆、あずき、おから、えのき、切り干し大根、干し柿、アーモンドなどに多く含まれます。
参考文献:
「アーユルヴェーダ実践BOOK」西川眞知子著 P40~41
「おうちで毒出し!アーユルヴェーダ」西川眞知子著 P30