私が先生から教えていただいた一番大きな学び、それが
「夫婦の関係性」でした。
私は出産を意識して結婚したため、心の中で
「子供がいなければ結婚していても意味がない」と思っていました。
しかし、先生がご自身の濃厚な人生体験を踏まえて、夫婦愛の尊さをお話しくださったおかげで
「子供をつくるために旦那さんがいるのではなく、旦那さんとの愛情があって子供が生まれる」
という、当たり前だけれども、見失っていた真理に気づかせていただきました。
そうして「ウミヨガ」のレッスンが終盤にさしかかったある日、
「仮に、もしもこの先 妊娠できなかったとしても
この人と夫婦2人の人生でも楽しく過ごしていこう!」
とふっ切れた瞬間がありました。
また、その頃には「挑戦できる」こと自体、とてもありがたいことだと感じるようにもなりました。
私のまわりにも年上で子供がいない友人がいます。
妊娠を断念した無念さを思うと、生理がきてつらい、悲しい といっても、私にはまだ可能性があり、来月も挑戦できる。
「ウミヨガ」に挑戦してよかったし、これからの人生、妊娠に限らず何かに迷った時は挑戦する道を選んでいこうという、人生の指針も芽生えていました。
そうして、一年に及ぶ「ウミヨガ」のレッスンが終わって1週間。
忘年会シーズンなのに、ちょっとお酒を飲むと動悸がしていつもの調子で飲めない。
生理も一週間遅れている。
もしかして……。
クリスマス・イブに妊娠が判明し、翌年8月に39歳と11か月で無事男の子を出産しました。
「妊娠するには何がよかったのか」
同じようになかなか子供ができない人たちからそう聞かれることがあります。
一年ヨガを続け、「化石」から「体の硬い人」まで、体が柔らかくなったことも大きかったと思うし、食生活に気を配ったこともよかったと思います(お酒はやめられませんでしたが……)。
でも、何より夫婦関係と妊娠に対する向き合い方が変わったことが、私自身の一番大きな変化でした。
それらをすべてひっくるめて、「ウミヨガ」での木下先生のご指導のおかげだと思っています。
そんな私の「ウミヨガ」の一年を支えてくれたのは、毎回気持ちよくレッスンに送り出してくれた旦那さんと、一緒に通った同期の仲間です。
「あなたたちは仲が良すぎる」と木下先生に心配されるほど結束が強かった私たちは、レッスン期間中はもちろん 現在も近況を報告したり、悩みを相談し合ったりしています。
「『ウミヨガ』の仲間は未来のママ友」を合言葉に、同じ悩みを抱えながら同じゴールを目指してきた仲間は、この先の人生でも変わらず大切な存在です。
木下先生には、日本の未来のために子供を望んでもできない人たちを救っていただくことを切に願いながら、できたらマタニティと産後のレッスンも開始してもらいたいという希望を込めて、これからもますます頑張っていただきたいです!
「ウミヨガ」での熱心なご指導、本当にありがとうございました。
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沢山のお便りが届く中で、今回は、同じような向き合い方で頑張って自然妊娠の喜びを手にされた方のご紹介でした。
来月はウミヨガに通いながら、上手に不妊治療を味方につけて、妊娠を勝ち得たカップルの声を お届けいたします。