この記事を書くにあたり、私が最も切望する事は、夫婦足並みそろえての、新しい時代の妊活へと、ライフスタイルをチェンジしてもらいたいと言う事です。それにはカップルの、妊娠に対する心構えも行動も、まさしくウイン・ウインの関係であることが求められます。
女性だけがいくら頑張っても、その反対に男性だけが頑張っても、二人の愛の結晶は実ることはありません。
今問題となっている不妊のリスクを打破する力は、月並みな言い方ですが、二人が真に愛し合い、未来に向けた二人三脚を楽しめることにある!
長年の経験と指導から得た的確なアドヴァイスを、真心込めてお届けし続けたいと願って止みません。
あなた方、それって間違ってはいませんか?
不妊カップルが3組に1組となっている現実は、もはや語るまでも無く、周知のことであろうと思います。
その原因はさまざまにある事ながら、トップに上げられるのはやはり、年齢の壁なのでは無いでしょうか?
実際に不妊治療を受けようと思われる、或いは既に受けておられる方々の年齢は、押し並べて高いことからもそれは、うかがい知る事が出来ます。けれども不妊治療を受けたから、すぐに妊娠できるのかと言いますと、決してそうではありません。
むしろそこには大きな落とし穴があって、赤ちゃんを授かりたい一心で不妊治療を始めたのに、そのことから派生するネガティヴな感情が、日を追って大きく深刻になって行き、ありえない事に、夫婦の絆までを揺るがすほどの一大事となっている、まさにそのような現実を私は、幾度と無く目にしてきました。
そこに一番の危機感を覚えています。
ましてや、不妊の原因が男女半々ということが、医学的にも分かってきた現在においても、女性のみ不妊治療という形のスタイルを、継続されておられるカップルの多さにも、正直驚きを隠せません。
本来動物の中でも、人間は妊娠率が最も低い事が分かっています。
ちなみにネズミでは、一回の性交によっての妊娠確立は100%なのですが、人間では20%と言われています。その理由は明らかにはなっておりませんが、排卵日を外さないで性交しても、人間の場合確率的には、相当ハードルが高いということが分かります。
理由が明らかにはなっていないものの、元気な人の精子数は約2億、その中で運動できて前に進める精子数は、その半分の1億と言われています。
ところが、近年ではその精子数が激減しており、さらには運動率も低下しているのが、妊娠に至らない大きな原因の一つと言われており、年齢が高くなっての卵子の老化との組み合わせが、これほどまでに「不妊」という問題を作っていることは、確かな事なのです。
女性だけが、がむしゃらになって不妊治療をするのは、もはや時代錯誤。
実らない治療を続けることは、時間、経済、肉体、感情、全ての損失。
夫婦間の絆の崩壊に至っては、本末転倒です。
妊娠しやすいカラダにするために、おおよそ30年、そしてこの5年間は、更に現実的な諸問題の解消も増し加えての、ウミヨガレッスンを進めて参りましたが、次回からは、何百組かのカップルがどのような経過をたどり、妊娠までこぎつける事が出来たのか、?
あるいは、不妊治療の向き合い方を変えてきたのか?
はたまた、冷え切ってしまった夫婦の愛を、再燃する事が出来たのか?
夫婦の向き合い方を問いかけながら、時にはケースカンファレンスの形を取って、今をいかに過ごすことが大切なのかを、お伝えして行きたく思います。
二人で新しい妊活の扉を開きましょう!
希望に向かい、歩むスピードも負荷も、同じであるはずです。
先ずはこの記事をお二人で読んでいただくところから、スタートして下さい。