東大病院でも行われる鍼治療

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いまや、東洋医学にもとづいた施術は、大きな病院でも必要に応じてとり入れられており、その効果は科学的にも立証されています。
NHK「東洋医学ホントのチカラ~科学で迫る・鍼灸・漢方薬・ヨガ」では、ドキュメンタリータッチでその様々な試みが取材されていました。
東洋医学の知恵は、私たちの日常においても役立つことがとても多いのです。
2回目の今回も番組の内容をたどりながら役立つ情報をお届けします。

最先端医療をリードする東大病院では、手術後の痛みを取るなどといったリハビリテーションの現場で鍼灸治療が行われています。番組では、鍼灸師として活躍する粕谷大智さんの治療現場に密着しました。
この日やってきたのは、脊柱管狭窄症を患い強い足の痺れを感じているという栗田さん。2度の手術で痛みはなくなったものの、左足に痺れが残っているそうです。
粕谷さんは足に鍼治療を施し、電気刺激で滞っていた血流を改善することで足の痺れを和らげました。粕谷さん達のグループは、脊柱管狭窄症の患者を対象に研究を行い、鍼治療が鎮痛薬や体操に比べてかなり効果的であるという結論を導き出しています。

東大病院では脊柱管狭窄症の他にも、更年期障害などといったメンタルに対する治療もよく行っているのだそうです。
島根大学の大野智教授によると、現在は20を超える大学病院で鍼灸治療が臨床や研究で取り入れられているといいます。また、治療費は保険診療の対象でない疾患の場合は自費診療の対象となります。現在健康保険が使えるのは神経痛、リウマチ、腰痛症などの疾患に限定されるほか、医師の同意も必要とされているのです。

医療現場や専門的なところでの鍼治療は日本だけではありません。
米・メリーランド州にあるアンドリュース空軍基地では、長さ5mmほどの小さな鍼を使った耳鍼が用いられています。
この日、治療を受けた患者は深刻な腰痛の症状を申告していました。けれど、耳鍼治療を施したところ、大幅に痛みが軽減されたといいます。
米軍が開発したこの耳鍼療法は「戦場鍼治療」と呼ばれ、簡単にすばやく痛みを和らげることができると世界各地の米軍基地で導入が進んでいるそうです。

考案者のリチャード・ニエムゾー博士は、なんとフランスや中国で行われていた耳ツボ研究を参考にしたというのです。耳鍼を行うと脳血流が変化し、痛みを感じる扁桃体の興奮を抑えると考えられているのです。

同様の耳鍼療法は災害時の被災者支援にも使われ始めています。
死者30万人以上の大惨事となったハイチ大地震では、医薬品が不足し満足な治療が受けられない患者に対して国際ボランティア団体が耳鍼療法を実施して、大勢の人々を痛みから救いました。
安野富美子先生が耳のツボを解説。耳ツボは綿棒などで押すのも良いそうです。しっかりと場所とやり方を覚えておくといざという急場で役に立ちそうです。

また、最近ではジュエリーのような「刺さない鍼」が流行中。
耳ツボへの刺激は脳の満腹中枢を刺激し食欲を抑制するほか、レプチンという食欲抑制ホルモンを分泌させるためダイエットにも効果があるそうです。

耳つぼ図解などもありますから興味のある人は調べてみてくださいね。

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投稿者: 健康情報テレビくん

健康情報テレビくん

人気のTV番組より、ぜひチェックしておきたい健康情報ネタをタイムリーにお知らせ。健康情報はどんどん新しくアップデイトされますから、最新の話題を知っておきたいよね。