先回の自己の毒素チェックは皆さんいかがでしたか?
ひとによって、点数にばらつきがあることと思います。
それでは、今回は、そのデトックス方法をお伝えしますので、自分の数値と照らし合わせながら工夫をしてみてくださいね。
アーマ・パーチャナ
インドの言葉でアーマは毒素・未消化物。パーチャナは解毒を意味します。
アーマパーチャナは、一人で行うセルフ解毒のことです。
① 白湯を朝晩飲む習慣
朝の一杯の白湯:腸の動きが活発になり代謝が上がる。
夜の一杯の白湯:内臓がその日の毒を処理しようと働き、デトックスが活発になる。
② 少食を心がける
アグニ(消化力を意味するインドの言葉)を立て直すために、腹7分目から8分目を心がける。また朝昼夜の3食も、自分の消化力がきちっと賄うことができる量や、調理の仕方や材料を選ぶこと。
アグニの変動に応じた食事(人の消化力は太陽の変動に比例するとアーユルヴェーダでは考えています。)。
したがって消化力は昼に一番高く、夜は最低になるとしています。
やはりどんなに体に良いものとされているものでも、消化力に聞いて食べることを大切にしてみます。
例えば前日付き合いで夜遅く飲み食いをした翌朝の消化力はどうでしょうか。
いつもより、胃がもたれていたり、少し体の重さを感じるなどありませんか。これが身体の声です。そのような時は、頭で食べるのではなく、胃に負担をかけないで消化力に応じた軽めの食事をとることが、アグニ(消化力)の変動に合わせて食事をいただくという意味です。
③ アグニ(消化力)を高める薬草やスパイスを積極的に取る
ショウガ、トリカトゥ(長こしょう・ブラックペパー・ジンジャーのパウダーをそれぞれ同量混ぜ合わせた香辛料をトリカトウ・3辛と呼びます。)
④ 運動をする
適度な運動と入浴は代謝を高めていきます。
⑤ 大小便の排泄
アーユルヴェーダでは食も大切ですが、それ以上大切にすることが「出すこと」です。
排便、排尿、発汗、呼気など十分に出せる体作りが大切としています。
オオバコ、フノリ、海藻類などは排便にやさしく働くものです。活用することもよいでしょう。
⑥ 汗を出す
アーユルヴェーダでは、発汗は体熱の浄化として考えています。
火の過剰からもたらされる胃もたれ、皮膚の炎症、目の充血、消化器系のトラブルなどを未然に防ぐため、体内の火の過剰を汗で排せつすることを大切にしています。
⑦ 毒出し素材
体の毒には、環境汚染から入る可能性が高い有害ミネラルなども、排泄することを大切にしています。
⑧ 毒素が多い項目に合わせたオイルとの向き合い方を考える
後述します。
⑥ 心の毒素は、ストレスに関連し体の毒素の引き金にもなることを知る
アーユルヴェーダは、一人の人間を身体・精神・意識の総合的な存在と捉えています。そこで毒素も体だけではなく心にも溜まるとしています。
むしろ心の毒素が身体の毒素の引き金にもなるとも思われます。