食べ過ぎ防止3つのルール

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精神科医である奥田弘美先生が唱える【脳ダイエット】。脳をダイエット仕様にすることで、どんな人でもみるみるスリムに、健康体型にリセットできるというものです。
嬉しいことに、脳をダイエットの方法はとても簡単で、特別な道具も食品を買い込む必要もありません。これはもう早速試したい!
先回は「この世で一番うまい料理」はどのようなものなのかをお伺いしました。実際に私は、空腹感をしっかり感じることを意識しだしましたが、そうすると案外お腹はすいてこないことに気が付きました。一食に食べる量が、自分が想像するよりも多いのでしょうか。

また、職場や友人たちなどの集いは、時としてこの「空腹感」の邪魔をする誘惑の多きところでもあります。その悩みを奥田先生にお伺いしてみます。


痩せる脳の使い方 その2)

食べ過ぎ防止3つのルール

― 空腹感を意識するようになりましたら、本当に空腹になる、とことん空腹を感じる、には案外時間がかかることがわかりました。自分はいつも食べ過ぎているのでしょうか?

(奥田弘美先生:談)
私もかつては、「美味しそう」とか「今食べておかないと」と、頭で考えて食べていました。けれど、空腹をしっかり感じてから食べるようにしているうちに、そういう食べ方をしなくなっていました。
さらに、「本当の空腹時に食べる本当の食事の美味しさ」がわかってくると、次第に食べ過ぎる事もなくなってきたのです。
腹八分目くらいで自然とお箸がおけるようになるのです。

なぜかといいますと、満腹になってくると、脳が感じる「食べ物の美味しさ」が徐々に半減してくるからです。
そうすると「これ以上、無理に詰め込んでも、もう美味しくないな」と脳が感じるようになるのです。

せっかくなら、またお腹がすいてから食べよう。そのほうが何倍も美味しくたべられるから、とちょうど腹八分目くらいで自然にストップしていくのです。
ほどよい満腹感といいましょうか。これこそが人間の脳が本来持っている「食べ過ぎストッパー」です。

 

★  ★ ★ ★ ★

― 食べ過ぎストッパー!今まで気づくこともなく無視していました。確かにこの働きが脳に備わっていなければ、お腹がはちきれて死んでしまうかもしれません。

(奥田弘美先生:談)
子供の頃には、みな、この食べ過ぎストッパーに忠実だったのですよ。子供たちは、たとえ大好きなケーキやハンバーグが自分のお皿に残っていても、お腹がいっぱいになってくるとそれ以上食べようとはいたしません。そわそわしだし、早く遊びに行こうとしたり、他のことに興味を移しかけています。
けれど、そうすると大人が注意するのです。「まだ残っているじゃない。最後まで食べなさい」「もったいないことをしてはいけません。後でお腹がすいても何もあげませんよ」というように。
そこで子供は無理やりお腹に詰め込もうと、頑張ってしまうのです。

満腹感を感じているのなら、食べ進まなくてよいのです。それが、あたりまえの人間の脳の感覚であり、体の働きです。
ところが親たちの間違った教育や、社会の慣習により、私たちに本来備わっていた食べ過ぎストッパーの機能が働かなくなってしまうのです。

 

★  ★ ★ ★ ★

― 食べ物を残そうとすると、親や先生に「つくった人に申し訳ないからちゃんと食べなさい」とよく叱られました。逆に、無理して全部食べると褒められたりするので、結構いつも無理をして、残さず食べていたように思います。

(奥田弘美先生:談)
その結果として、体が必要としていない以上の食べ物を取り込んでしまい、それが徐々に脂肪として蓄えられたり、食欲に歯止めが効かなくなってしまうのですね。
それでは、大切な「食べ過ぎ防止ストッパー」を活性化するルールをお伝えいたします。
1) 全身で本当の美味しさを味わう。
毎食、空腹感をしっかり感じて、本来の食べ物の美味しさをしっかり感じて覚えましょう。

2) 美味しさを心底感じられなくなったら箸をおく。
惰性でお皿が空になるまで食べないでください。ここちよく満腹感が訪れて、もう次のひとくちはさほど美味しくないな、と感じてきたら潔く食べるのをやめます。
空腹じゃなくなった、というレベルこそが、本当の満腹レベルです。

3) すすめられても笑顔で断る。
断ることの罪悪感を覚えてはいけません。仮に嫌味を言われても、「笑顔」で、もうお腹が一杯、と伝えましょう。「後でお腹がすいたら食べるので残りは持ち帰ってもよいかしら」と付け加えれば、相手も気分を害しにくいですよ。

 

★  ★ ★ ★ ★

― 奥田先生、ありがとうございました。その1)と その2)だけでも、あたりまえのようで、目から鱗の真実です。たまには外食のディナーなどで食べ過ぎる事があっても、次の食事を本当に空腹になるまで食べなければよいのですものね。もやもやしていた気持ちも、すっきり整理されました。
脳の感じ方の変化を楽しみにしながら実行してみます!
次回は「空腹感を我慢しすぎない」です。これもとても気になりますね。

 


脳ダイエットを詳しく知るには ≫

奥田弘美 著書 (扶桑社)
何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから

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投稿者: 奥田弘美

奥田弘美

医師(精神科、精神保健指定医)
日本医師会認定産業医
労働衛生コンサルタント
作家
日本マインドフルネス普及協会代表理事
メディカル&ライフサポートコーチ研究会代表
精神科医・産業医として臨床診療および都内20か所の企業で働く人の心身のストレスケアに携わっている。
また仲間とともに日本マインドフルネス普及協会を設立し、
日本人に理解しやすいマインドフルネスの普及をライフワークとしている。
作家活動も精力的に行っており、ストレスケアやマインドフルネス、コーチング、ダイエットなどをテーマに著作は20冊以上。著書にはベストセラーとなった「何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから」(扶桑社)、「メディカルサポートコーチング入門」(日本医療情報センター)のほか、「1分間どこでもマインドフルネス」(日本能率協会マネジメントセンター)、「図解・めんどくさいをスッキリ消す技術」(マキノ出版)、「心の毒がスーッと消える本」(講談社)など多数。新刊「心の折り合いをつけて うまいことやる習慣」も好評を博している。
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日本マインドフルネス普及協会
http://www.mindfulness-fukyu.net/
奥田弘美 Official Website
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